キイロイ

星乃勇太と宇宙人アイドルと

舞台の感想

蘇る青春、3度目の冬 ミュージカル『テニスの王子様』 青学vs四天宝寺

2ndシーズン四天宝寺はわたしの青春でした。 だから、彼らがテニミュを卒業した時、わたしも1度テニミュから卒業したのです。 母校に戻るような気持ちで観劇した3rdシーズンの四天宝寺。 青春、ぜんぜん終わってなかった。 別の命のもとで、懐かしくて新しい…

記憶して下さい。私はこんな風にして生きて来たのです。-極上文學第十三弾「こゝろ」

読み師はその手元に一冊、本を持っています。 先生に出逢った私はその本を抱き締めました 結婚の申し込みの際、先生は本を力強く静の母親に差し出しました 妻は先生の本に手を伸ばしますが、本には触れることができず宙で止まりました Kは死際に遺書を挟み、…

それは、共鳴する命の輝き−ミラクル☆ステージ『サンリオ男子』

きっとどこにでもいる、でも、ここにしかいない、平凡で特別な男の子達の日常。 例えば、応援しているスポーツ選手だったり、好きなバンドだったり、想いを寄せる女の子だったり、まだ熟す前の若い魂が何に惹かれるのか探す時に、彼らはサンリオキャラクター…

ミュージカル「卓球☆ウォーズ」2018.11.23~12.2 @浅草ゆめまち劇場

推しは天才ではありませんが。 今回彼が演じたのは、かつて天才卓球少年として名を馳せた高校1年生の周藤天球です。 とても器用に見える努力の人である(と思う)彼が、如何に天才を演じるのか興味がありました。 彼の周藤天球はとても繊細な少年でした。 基本…

STAGE THE WORKOUT「朝日のような夕日をつれて」Mver. 2018.11.10-本所松坂亭劇場

終盤に差し掛かるにつれ、役者達の汗が感染るように、果たして汗を流しているのは舞台の上の役者なのか私なのか分からなくなっていました。 怒涛の台詞は直接心臓にぶつかって、その衝撃で溢れるのは笑顔かもしれなかったし涙かもしれなかった。 しりとり、2…

MANKAI STAGE 『A3!』 〜SPRING & SUMMER 2018〜 2018/11/4@天王洲銀河劇場

主人公は、2人のリーダー。 周りを巻き込みながら成長していく春組リーダーの咲也と、周りに背中を押されながら成長していく夏組リーダーの天馬。 この対照的な2人がふたつのストーリーの中で対比的に描かれていました。 2人が対峙するのは、寮の廊下ですれ…

推しの初主演と向き合った日の記録・演劇集団イヌッコロ「オタッカーズ・ハイ」

日本一地味な若手俳優だと思っていた我が推し、星乃勇太さんが初めて主演を務めた作品、イヌフェス第3弾 演劇集団イヌッコロ Showcase vol.6「オタッカーズ・ハイ」が先日無事に全公演を終了しました。 今まで舞台に通う中でこんなに、「無事に幕が開いて、…

「おとぎ裁判」2018年9月27日-10月7日 俳優座劇場

裁判を傍聴したことがあります。 決められた書面を読むだけの裁判官、突っ立ってる被告人、反論のない弁護士。 静かな法廷の中で、役所の事務手続きのように人は裁かれていく。 この時、目の前の被告人がひとつの人生を背負った“現実の人間”ということも忘れ…

舞台『モブサイコ100』〜裏対裏〜 銀河劇場2018.9.13~9.17 / 新神戸オリエンタル劇場2018.9.23

今作の主人公はモブであり、律であります。 私は原作は全くの未読なのですが、前作を観た際にモブの輪郭は律の存在によってより濃くなっていると感じていました。 そして今作、律は大人びた弟、という印象とは裏腹に、幼く素直な中学生でした。 カツラによっ…

舞台「ひらがな男子」2018.7.20~7.29 @AiiA 2.5 Theater Tokyo

原因不明の大爆発によりバラバラになってしまったひらがな達が、再び文字をこの世に取り戻す為に、いろいろ頑張るおはなしです! 脚本をお笑い芸人のバカリズムが書いているということで話題になった「ひらがな男子」 台詞のやり取りや随所に入れられたメタ…

ミュージカル「テニスの王子様」青学vs氷帝 2018/7/15マチネ@TDCホール

数多の2.5次元作品がありますが、俳優たちの流した汗がこんなにキラキラ輝く舞台は、やっぱりテニミュだけだと思います。 全国大会準々決勝、青学vs氷帝。 オープニングでは前作の比嘉戦、そして関東大会での氷帝戦がダイジェストで再現されます。 比嘉戦に…

おん・すてーじ『真夜中の弥次さん喜多さん』三重 2018/6/23マチネ@シアターGロッソ

弥次さんによって撲殺されてしまった喜多さんの心臓の鼓動を取り戻す旅を描いたハートフル(?)ラブコメディ。 笑って観ていた茶番劇がだんだん笑えなくなってしまう。たかが演劇と思っていたものが、だんだん私の「リヤル」に重なってしまう、そんな怖さがあ…

RICE on STAGE 「ラブ米」〜I'll give you rice〜 2018/4/21~4/30@品川プリンスホテルクラブex

美味しいごはんを食べた時、思うことはシンプルだと思います。 夢中で食べて、「ご馳走様でした」をして、心と体が温まっているのを感じる。 「RICE on STAGE ラブ米〜I'll give you rice〜」はそういう美味しいごはんのような舞台でした。 イナゴの危機から…

舞台「モブサイコ100」の感想と2018年の推しのお話

舞台「モブサイコ100」2018.1.6-1.14@天王洲銀河劇場の感想があまりにも捗らなかったので、後半はどうでもいい2018年の推しの話をしています。中学生である主人公モブが「自分の個性」に向き合う青臭いストーリーと、濃いキャラクター達が織り成すギャグ要素…

ハダカ座公演vol.1『ストリップ学園』@新宿FACE 2018.1.12-1.20

東京新宿歌舞伎町 大量に焚かれたスモークの甘い匂い、ピンクや紫の艶やかな照明。 「ストリップ学園」は非常識がよく似合うこの街の中でも、きっと1番熱くて、鮮やかで、そして秘密めいた世界でした。 物語の主役はストリッパーに憧れてストリップ学園に入…

舞台『アンプラネット- Back to the Past!-』2018/1/5-2018/1/14@品川プリンスホテル クラブex

アイドルステージシリーズ第4弾アンプラネットの新作、『アンプラネット-Back to the Past!-』 1秒も見逃せない、1ミリも隙のないこの舞台をどう書いたものか悩んでもう何度も書き直しています。 アイドルステージシリーズで何が魅力というと、やはりアイド…

RICE on STAGE「ラブ米」~Endless rice riot~ 2017.11.17-11.26 @品川プリンスホテルクラブex

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 先の新嘗祭で優勝したラブライスの名は学園中に知れ渡っていた。 そんなラブライスの前に現れた、陸稲米ユニットのST☆RICEと古代米ユニットのGAZENBOYS。 強力なライバルの登場にラブライスは自分たちの強さを見つけられずにいた。 そ…

舞台「KING OF PRISM-Over the Sunshine-」2017.11.12マチネ@AiiA2.5TheaterTokyo

応援グッズでライブに参加だけでなく、観客が芝居の台詞に反応して叫ぶ、2.5次元舞台では恐らく史上初の「応援上映スタイル」 おもしろかったのは、芝居と観客参加はそれぞれ独立しているところ。もともと映画という独立した作品に向かって勝手に合いの手を…

超!脱獄歌劇ナンバカ @六本木ブルーシアター 2017/9/14-9/24

最初はノリが寒く感じて、もうこういうの楽しめない大人になっちゃったんだなぁって残念だったけれど、何度も観劇したせいでまあアリかなとか思っちゃったり。思わなかったり。 舞台としては、主人公(?)のジューゴと「首に傷の男」との因縁を軸に「新年大会…

「夏の夜の夢」2017年8月11日〜13日@亀戸文化センターカメリアホール

昨年に続き夏のシェイクスピア@亀戸。 全体的に去年よりポップにラブコメしてて見やすかった。台詞を「その時代の台詞だから」と真面目な顔して流さずに、現代の私たちが自然に感じる解釈で捉えていたので分かりやすい。役の解釈もそれぞれ自由だった。 ハー…

ミュージカライブ『アンプラネット-ボクの名は-』6/8-6/18 @紀伊國屋ホール

ポミィのこと、アンプラネットのこと、いろいろなもやもやを残して終わった去年の5月の舞台『アンプラネット』。きっといつかこのもやもやを亀田さんが晴らしてくれる!と信じて1年、ミュージカライブ『アンプラネット-ボクの名は-』が始まった。 本来は「知…

「to be YOU to be ME 」@新宿THEATER BRATS 5月27日ソワレ

大学生6人+隣人が織りなすシチュエーションコメディ。雰囲気の良いスタジオに作られた小劇場、登場するのは男性若手俳優だけ7人、ストレートプレイで話しは観やすくておもしろい!若手俳優のオタクからしたら羨ましすぎるくらい、わたしにとっては理想的な演…

「昆虫戦士コンチュウジャー 〜ただの再演じゃ終わらない、そうだろみんな!?〜」2017年5月13日マチネ@あうるすぽっと

初あうるすぽっと。座席数300くらいって聞いてたからこじんまりした劇場かと思ったら、ゆったりと座席が作られた広い劇場だった。ロビーも無駄に広い!公共の施設だとこういう贅沢な作り方できるよなぁ。通路より後ろのセンターに座れたせいか観やすかったし…

ぼくらが非情の大河をくだる時-新宿薔薇戦争- 3月16日〜20日本多劇場Aチーム

分かりやすい芝居ではないので見るたびに役者の演技もわたしの感じ方も変わって、ひとつの文章にするのは難しく、感想というよりはごちゃごちゃとした備忘録になっています。 白い公衆便所に紅い薔薇の花。こういう世界観好きな人一定数いるでしょ、分かる分…

「あんさんぶるスターズ On Stage Take your marks!」2017年1月11日マチネ

演劇を見たいわたしとキャラクターに会いたいわたしが存在して、相反する感情が渦巻いている。 演劇としては、この内容でよく2時間半保たせたなぁと。もともとあんスタ自体が好きなわたしとしては、メインストーリー4章、5章の芸能界や大人になることへの闇…

2016年12月15日マチネ「パタリロ!」紀伊國屋ホール

開演前客席に流れる昭和の代表的な音楽。回るミラーボールにカラフルな照明。わたしは昭和の時代を知らないが、チカチカと明るく浮き足立った雰囲気が普段は重厚な紀伊國屋ホールに広がっている違和感。幕が開いて連れていかれたのは古き良きなんでもありな…

「おそ松さん」on STAGE SIX MEN'S SHOW TIME 10月19日マチネ

短編のシチュエーションコメディが何編も並んだコント集のような見やすい作りで、とても楽しい舞台だった。公演始まってしばらくしても松ステで検索してもネタバレっぽいの踏まなかった理由は観劇して初めて分かった。内容は?と聞かれても答えられるような…

インスピッ!!第四回公演『BGにつぐ!』9月7日・9日・11日16時

とても気持ちの良いコメディ作品だった。主人公のショウゴが宝クジで100万円を当ててから、和気藹々に見えた劇団員の様子がおかしくなる。常に頭をよぎるのは「お金は人を変えてしまう」というオーナーの一言。ショーゴの視線で見る前半は、挙動不審な劇団員…

「朗読ミュージカル『あやかしの巻』」8月15日昼公演と夜公演

まず最初に、わたしは朗読劇というものを過去一度しか見たことがなくて、そもそも作り手の前提にある「朗読劇」の本来の形というものがいまいち分かっていない。今回は「朗読ミュージカル」だった。朗読劇をたくさん見てきた人だったら目新しさがあるのかも…

「ミュージカル『テニスの王子様』青学vs氷帝」7月14日(初日)

青学8代目の卒業公演。覚悟と闘志を胸に秘め舞台に立つ青学は、M1でその姿を見るだけで強さを感じさせた。っていうか初日の段階では不二と菊丸だけで氷帝テニス部200人壊滅させられそうなほど青8は強くなってた...ひとつひとつ感想を書いていくつもりはない…